UC11.5ft 2S(ダブルエス)(スピニング)
お待たせしました。2Sシリーズ最新版
今回は長くしました。なぜ長くする必要があるかというと大抵の11ftの亜種が(笑)出まくってるからで、それでも現行2Sは非常に良い竿と思いますが、、元々もし新しく作るならぜひ長いものを作りたいと私個人が考えていたからです。長ければ当然飛距離は大きくなります。
つまり11ftより長ければ確実に11より飛距離は出るという事なのです。しかしながらフィーリングは悪くなります。
長さによるカーボン繊維の物理的な問題です。長さと重量、硬度に対するニーズは当社の場合、相反する物理特性の中にあるからであります。ベータ版の2作目が出来たとき実のところ12ftまで竿は出来ておりましたが14年まえの技術ではその軽快感や弾性が私の求めるものではなかったことで却下になりました。
時は流れて11.5ftにて自分が納得できうる製品が上がったことによりこの度販売となりました。
長さによる優位性を発揮できる良い竿に仕上がっております。プラグをいかに精度よく使えるのか?
それが2Sのデザインの基本です。
どこかの竿を参考に作られるという事が全くない、私が求める道具がここにあります。
UC11.5SS詳細比較
昨年販売した当社のフラッグシップモデル。どこがいいのか?というところでもう少し詳細に書かせていただきます。経緯は既に述べておりますので実機の性能について書いておきたいと思います。
2019年に新作として出た2S最長モデルです。軽さ長さ硬さについてどの程度かといわれておると思いますが実質のデータを踏まえて説明していければと思います。
先ず荷重に対するブランクの曲がりについてUC112Sとの比較を書いておきたいと思います。UC112Sは2014年に登場した軽いブランクで特徴としてはある程度片手で操作可能という部分でした。
どういう意味かというと長さと重量と硬さのバランスから当時にβ2との比較で言えば112Sはそこから抜け出たヒラスズキロッドでした。現行でもよい竿と思います。
それに対して11.5ftはどうなっているかというと写真上が500g、写真下が1KGの荷重をかけた状況です。私が支えていますのでこの点でコメントすれば11.5ftのほうが硬いです。
それは先端もそうですがバット側の写真を見ると11のほうがバット部分が曲がっているわけです。特にジョイントあたりからのベンドが11.5ftに比べると曲がっています。実際持ってる側も11.5のほうが硬いことを感じることができます。トップは11と11.5比較すると11.5ftのほうが若干硬いと感じます。実際魚を釣ってみると11.5のほうが扱いやすい感じを受けると思います。
ただ軽くて長くなってしまっている関係上そう感じない部分も出てくるかと思います。そう柔らかく感じるはずです。ただ実際の荷重をかけて見れば一目瞭然、ある意味当たり前です。
私たちは前進しているわけである程度の年月の差はまだしも長らくの場合はそうはならないわけで、新しいモデルが旧モデルを凌ぐことはある意味当たり前です。そうでなければ出す意味がありません。
テーパー的な面から言うと11.5ftのほうが11よりスローテーパーでありバットは細いです。バット側の2ガイドも全体のガイド数のバランスアップに寄与しています。カーボン量が少なめでも荷重に対して十分な素材を生かしたファイトが可能となります。11SS、11β3とは一線を画す位置に出ておりますが新しい道を作る道具としておすすめできる品物かと思います。
当然ですがルアー操作性ではその長さを生かしたキャスティングが可能です。長くなると振り切れない人も出るのでその判断を人に任せるのは危険です。
基本荷重からすれば確実に長く遠心力をかけやすい竿として使うことが可能です。取り回しもそこまで不自由を感じず長さの利点をファイトにも生かせる竿となっています。
レングス | 11.5ft |
---|---|
自重 | 約255g |
セクション | 逆並継ぎ2ピース |
仕舞寸法 | 約185cm |
キャストウェイト | MAX50g |
推奨リールサイズ | ダイワLT5000番 |
推奨ライン | PE2号 |
ガイド設定 | バットRVSGφ25~トップφ10 |
リールシート | DPS20 SD+ロックナット |
フォアグリップ | 約11cm |
リアグリップ | 約39cm(スペーサー含む) |
リールフットからトップまでの長さ | 約302cm |
リールフットからエンドまでの長さ | 約46cm |
ふるさと納税対象製品 詳しくはこちら